桑田佳祐が出演する、SOMPOホールディングスと損害保険ジャパンの新テレビCM「プレゼン」篇、「娘の挑戦」篇が4月15日(金)から全国で放映になります。
CMの中で流れる楽曲は、桑田がこの新CMのために書き下ろした新曲「平和の街」で、「今日という日を、楽しむために。」をキーワードに前向きなストーリーを、情緒豊かに温かく彩ります。
CMの映像は、SOMPOホールディングス・損保ジャパンのホームページと公式YouTubeチャンネルで公開され、4月15日(金)から視聴できます。
新テレビCMのコンセプト
「今日という日を、楽しむために。」をキーワードに、身の回りの人を思いやりながら、笑顔を絶やさず、しっかりと前を向いて生きていくことの大切さを呼びかけるこのテレビCMシリーズは、桑田佳祐演じる「情に厚く、ちょっとお調子者の主人公」の職場や私生活で起こるできごとを、温かさが感じられるユニークな演出で表現されています。最新作では「不安な中でも未来へ向けて、前向きな気持ちで新しいことに挑戦する」という要素を加え、「プレゼン」篇では桑田演じる主人公がクライアントへのプレゼンに、「娘の挑戦」篇では娘がキッチンカーの出店にチャレンジする姿を描きながら、「安心・安全・健康のテーマパーク」をスローガンに掲げ、人々の安心・安全・健康でいたいという根源的な想いに寄り添います。
テレビCMソングについて
「平和の街」 作詞・作曲 桑田佳祐
昨年9月にはミニアルバム「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し」をリリースし、作品を携えて全国10箇所20公演をまわる大規模有観客アリーナツアーを開催した桑田佳祐。精力的な活動を続ける桑田の、2022年に入って初めて発表する新曲でもある「平和の街」は、このCMの「今日という日を、楽しむために。」というキーワードや、新たなことにチャレンジする人の姿を描いたCMの内容とリンクしています。
前回CMに書き下ろした「金目鯛の煮つけ」からの哀愁漂う雰囲気とは変わって、1970年代の洋楽パワーポップサウンドを彷彿とさせる、弾けるようなポップナンバーが生まれました。
様々な災いが取り巻くこの世の中では、気分が落ち込んでしまうことも多いけれど、負けずに手と手を取り合って共に今を生きようという前向きな気持ちになれるメッセージが込められています。
新テレビCMの内容
【「プレゼン」篇】
取引先へ向かう道中、突然「今日のプレゼンは全部オレがやる!」と言い出した桑田に、同行していた部下たちはびっくり。不慣れなパソコン操作を心配する部下たちのことなど気にも留めず、桑田は自信満々の表情を見せます。ふと見ると、駐輪場からはみ出た自転車で道がふさがり困っているおばあさんの姿が。すぐに駆け付けた桑田は、通りかかった女性と一緒におばあさんを助けます。取引先に到着すると、オフィスを案内してくれた先方の担当者は、なんとさっき出会った女性。偶然の再会に喜んだ桑田はウキウキ気分で見事なプレゼンを披露し大喝采を受けますが、その仕事ぶりに感激した部下に囲まれ、女性とお近づきになるチャンスを逃してしまいます。
【「娘の挑戦」篇】
自宅での昼食を簡単に済ませようと考えていた雨の休日、東南アジア料理を販売するキッチンカーの開店準備を進める娘(村上穂乃佳さん)からメールが届きます。開店を翌日に控え、料理の仕込みやちらし配りなど、ひとりで奮闘しながらも不安を募らせている娘と、そんな娘の頑張りを思い浮かべながら雨空を見上げる父。開店を祝うように晴れた翌朝、桑田は娘のために花を買い、海沿いの街で出店するキッチンカーを訪ねます。心配性の父をお節介だと感じていた娘ですが、可愛い花を受け取り素直な気持ちで喜んでいると、いつの間にか店の前に行列が…。桑田は娘の力になろうと持参したエプロンを着けてお店を手伝いますが、女性のお客さんへの勝手な割引サービスで娘に叱られてしまいます。
撮影時のエピソード
本テレビCMシリーズも3年目となり、監督やスタッフとも顔なじみになっている桑田ですが、部下役や奥さん役の俳優さんと久しぶりに再会すると、とても嬉しそうな表情であいさつを交わしました。撮影前に打ち合わせをしながらストーリーを再確認した桑田は、テスト映像を見ながら「フフフ」と笑みを浮かべ、「それにしてもすごいドラマだよね~」と、短い時間のテレビCMの中で様々な展開が盛り込まれていることに感心していました。
桑田の演技は独特の温かさが魅力で、音声が使われないカットでも実際に言葉を発しながら撮影に臨んでいました。歩道でおばあさんを助けるシーンでは「どうぞ~」と優しく声をかけ、娘の仕事を手伝うためにエプロンを着ける場面でも「手伝いにいくぞ~」と、主人公の気持ちを代弁。おばあさんからお礼のアメを受け取るシーンでは「アメちょ~だい!」とユニークなアドリブを見せ、周囲のスタッフが笑ってしまうという一場面もありました。
取引先でプレゼンを行うシーンでは、指示棒を手にしながら慣れないしぐさに少し不安そうな桑田。「どんな感じかなぁ?」と質問を受けた監督が役者顔負けのお手本を披露すると、桑田は感心して笑顔を見せていましたが、いざ撮影が始まると、オリジナリティを交えたコミカルなプレゼンを披露。「どうも落語みたいになっちゃうな(笑)」と照れくさそうに笑う桑田に、「じゃあ落語でいきましょう!」と監督が声をかけると、イメージが掴みやすかったようで、次のテイクで見事にOKとなりました。
娘を心配しながら「あ、雨か…」と窓から空を見上げる場面では、1テイクでOKが出たにもかかわらず「もう1回やってもいい?」と自ら複数テイクを重ねる場面も。キッチンカーで娘に叱られる“オチ”のシーンでは「遠慮しないで、ドン!ってやっちゃっていいからね。そのほうがリアクションしやすいから」と激しいツッコミを要望するなど、娘に声をかける優しい父の姿もありました。ちなみに、娘が料理の研究を行うシーンでは17テイクもの撮影が行われるなど、村上さんも桑田に負けないこだわりで演技に臨んでいました。