株式会社アミューズは、2024年11月17日(日)にアミューズ ヴィレッジにて、都留文科大学と共同プロジェクト「地域の魅力発見!西湖カヤックエコツアー」を実施いたします。
この共同プロジェクトは、山梨県都留市田原に本部を置く都留文科大学の学生が山梨県西湖の魅力や歴史を学び、自らの言葉で地域住民へ伝承する体験を行うことで、地域資産としての価値を創出することを学び、地域住民へその土地の歴史や文化を伝承することで地域住民が地元の魅力を再認識することを目的としています。
アミューズが西湖というフィールドにおいて得た地域資産の知識と、アーティストを中心に培ってきたプロデュース力を活かし、都留文科大学の学生をサポートいたします。
共同プロジェクト「地域の魅力発見!西湖カヤックエコツアー」発足の背景
2021年に山梨県の西湖に本社を移転して以来、山や湖、食文化など様々な地域資産を活用し、地域の生産者、事業者、クリエイターの協力を仰ぎながらライフカルチャー事業を進めてまいりました。
西湖畔での新たなミズアソビとして、着替えずに湖上へ出発することができるほど落水の可能性が低い足漕ぎカヤック「HOBIE(ホビー)」を活用し、透明度の高い水質や、国の天然記念物にも指定されている溶岩流の上に広がる青木ヶ原樹海など、地域資産としての西湖の価値を啓蒙しております。
都留文科大学は、その土地の自然を地域資産と捉え、学生たちが地域の方とのコミュニケーションを通じて歴史や文化などを学び、課題解決能力の向上や持続可能な社会を築き上げる力を身に付けてほしいという思いから、グループワークを行っています。
そこで、アミューズと都留文科大学がタッグを組むことで、アミューズが持っている西湖の知識とプロデュース業で培ってきた「伝える力」の継承や、都留文科大学の学生が学んだことをアウトプットできる場として地域住民への伝承の場を設けることで、地域への貢献ができるのではないかと考え、共同プロジェクト「地域の魅力発見!西湖カヤックエコツアー」を発足させる運びとなりました。
今回の活動テーマや内容
都留文科大学の学生が西湖の魅力や歴史を学び、自らの言葉で地域住民へ伝承する体験を通じて、「地域資産としての価値を創出すること」と「地域貢献」という2つをテーマに実施いたします。
当日は、アミューズが提供する足漕ぎカヤック「HOBIE(ホビー)」に地域住民を乗せ、都留文科大学の学生がインタープリテーション(ガイド)を行いながら西湖の魅力を湖上でお伝えします。青木ヶ原樹海を訪れ溶岩を触るなど、体験しながら伝えることや、同じ富士山の景色でも陸地から見たときと、湖上から見上げるときの視点を変える方法など、学生たちが身に着けたスキルをもとにご案内いたします。
地域社会学科 田開寛太郎 准教授 コメント
今回のプロジェクトに関わる本学の学生たちは、正課演習科目「フィールドワーク」を通じて、エコツーリズムの基礎知識や富士北麓地域の観光資源、そしてインタープリテーションの技術を学んできました。2024年7月には、富士登山の信仰と歴史(北口本宮冨士浅間大社)や富士山湧水の魅力(忍野八海)などを題材に、独自のエコツーリズムプランを論理的に構築し評価を行うことで、実践的な学びを深めてきました。
さて、エコツーリズムのガイドというと、自然現象やその仕組み、歴史や文化について、専門的な知識をわかりやすく伝える高い技術を持った特定の人が行うもの、というイメージがあるかもしれません。しかし、インタープリテーションの視点では、楽しみながら、参加者の主体性を引き出し、プログラムを効果的にデザインするスキルが重視されます。そのため、インタープリテーションの技術や手法を学べば、誰でもガイドに挑戦できるのです。
学生たちはこれまで、アミューズや富士山科学研究所などのプロのガイドの方からさまざまな技術や手法を学び、体験してきました。そして、どのような人に何を届けたいのかといったターゲットや目的を明確にし、それを達成するための工夫を凝らしたエコツーリズムの計画書を作成するだけでなく、ツアーを宣伝するためのチラシの作成や配布も行いました。
今回のアミューズと都留文科大学による共同プロジェクトでは、「感動だけが、人の心を撃ち抜ける」というアミューズの企業理念と、大学が教育研究を進めるインタープリテーションの「技術」を融合させ、参加者の五感をフルに活かした、西湖の水上でしか味わえない特別な自然体験を提供します。そして、西湖の新たな魅力を創出し、さらなる可能性を切り拓くことで、ここでしか得られない「感動」の波が巻き起こることを期待します。アミューズと大学が合同で生み出した成果を、ぜひ多くの皆様にご体験いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。