株式会社アミューズが、山梨県西湖で運営するレストラン「Restaurant SAI 燊(レストラン サイ)」(以下、SAI)がフランス発祥の世界的美食レストランガイド『ゴ・エ・ミヨ2025』に掲載され、コック帽の数(トック=toque)で評価をするゴ・エ・ミヨにおいて、3トックを獲得いたしました。昨年6月のオープンから1年も経たずに初掲載となり、料理長である豊島雅也にとっては前身の「TOYOSHIMA」から数えて通算4度目の掲載となります。
「ゴ・エ・ミヨ(Gault&Millau) 」は、2人のフランス人ジャーナリスト、アンリ・ゴ(Gault)とクリスチャン・ミヨ(Millau) によって1972 年にパリで刊行された世界的なレストランガイドブックです。質の高い料理人、食材、サービスを紹介するに止まらず、フランス語で土地、地域性を意味する「テロワール」にも着目。現在は世界17ヵ国で展開され、日本はアジアでの唯一の進出国として2017年より発刊されています。単に料理だけでなく、「予約の電話から見送りまで」を総合的に評価し、レストランという舞台全体を支えるプロフェッショナルに着目する独自の姿勢を貫いており、料理界からの信頼は厚いといわれています。特に「新しい才能の発見」という特徴を持ち、ジョエル・ロブションやギィ・サヴォワのような気鋭のシェフをいち早く見出す先見性に定評があります。
日本版の第9刊目、『ゴ・エ・ミヨ 2025』には全47都道府県、563軒が選ばれました。「Restaurant SAI 燊」については、「自ら狩猟をし、茸や山菜を採りに山に入り、養蜂もするシェフだからこそ伝えられる山梨の魅力を、食事や会話を通して堪能させる。(中略)ノンアルコールペアリングも趣向が凝らされ、自然の中に誘われるような楽しさが味わえる。接客も心地好く、これから多くの人が惹きつけられるように通うことになるであろう、様々な魅力が詰まったレストランだ」という評価を受け、3トックを獲得しました。このような評価をいただけたのは、SAIをご利用くださるお客様の支援、食材を提供してくださる生産者の皆さま、SAIの様々な活動をサポートしてくださる方々のご協力の賜物と、関係者一同心より感謝いたします。
これからも富士北麓の食の拠点として奥・山梨料理を追求してまいりますので、ご期待ください。
豊島雅也 料理長 コメント
オープンから1年経たずに掲載に至ったことをとても嬉しく思います。また、レストランを通じて多くの方に西湖の魅力を知っていただけたことは、なお嬉しいです。SAIでは、地域の皆様からも地元の食材や伝え継ぐレシピを教えていただき、日々の料理に反映しています。多くのポテンシャルを秘めた食材を、それ以上の価値を生み出す料理に仕上げ、多くの方に美味しく食べていただくことが目標です。これらの活動を通して地域の活性化に繋がっていくことを願って、今後も尽力してまいります。