音楽作品では「心理」と題し、展覧会・書籍では「薮」をモチーフとし、内省へと向かった折坂が、次に開催するツアー・タイトルは、題して「オープン・バーン」。直訳すると「野焼き」を意味するこの言葉、これまでの歩みを糧に、新たな表現へと向かう折坂の野心の表れとも受けとれます。2021年6月に開催されたワンマンライブ「折坂悠太単独公演2021<<<うつつ>>>」では、視覚(VJ)と嗅覚・音に訴えかける演出を織り混ぜ、同年10月から全国8都市を回ったアルバムリリースツアー「心理ツアー」では、ホール会場を舞台に、始まりから終わりまで一編の物語を編むような、観劇にも近い音楽体験で観客を魅了してきました。以来、約1年ぶりとなる今回のツアーでは、全国8都市のライブハウスを自身のバンドメンバーである、折坂悠太(重奏)とともに回ります。
次はどんな炎を見せてくれるのでしょうか。