ロックの荒野(フィールド)、アニソンの世界(ワールド)、アイドル天国(ヘブン)やミュージカル宮殿(パレス)を縦横無尽に駆け回り、手がけた歌詞は2700曲を超える作詞家、森雪之丞が70歳という節目の年に自選詩集「感情の配線」を発売します。
2024年1月14日自身の誕生日に発売される今作は、1994年に初めての詩集「詩画集 天使」を発売してから30年の間に出版された5冊の詩集から、自ら時間をかけて撰した42篇と、今作のために書き下ろした1篇が収められています。
布袋寅泰さん、hideさん、氷室京介さん、氷川きよしさんなど多くのアーティストからの支持に加え、『キン肉マン』『ドラゴンボールZ』『キテレツ大百科』などのアニメソング、さらに近年では舞台・ミュージカルの世界でも、劇団☆新感線『五右衛門ロック』シリーズの作詞を始め、『CHICAGO』『KINKY BOOTS』などブロードウェイ・ミュージカルの訳詞も手掛ける他、ロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』『SONG WRITERS』『怪人と探偵』『ロカビリー★ジャック』『パンデモニアム・ロック・ショー』と作・作詞・音楽プロデュースのオリジナル・ミュージカルを立て続けに発表しています。
<森雪之丞>という名前に見覚えがある人、作品に触れている人の数に比して、"詩人"としての活動はあまり知られていないからこそ、「70歳を機に自分にカツを入れよう、これまでアーティストに託してきた言葉を自身に託してみよう」とこの詩集を上梓したと雪之丞は言います。
今作では、読み進めるとまるで旅をしたような満足感を得ることができたり、自身の心の奥底に眠っている感情を大きく揺さぶられたりと、1冊の詩集に豊かな時間が拡がっていることを一人でも多くの方に知って頂きたい。これまで詩集を読む機会が少なかった人にも楽しんで頂けるエンターテインメント性もあり、雪之丞ならではの<言葉のビート>を感じられる詩も複数収められています。また10篇の図形詩はアートワークにもぜひご注目ください。
また1月25日(木)には、出版を記念して代官山 蔦屋書店にてイベントの開催が決定しました。
特別ゲストに猪塚健太、牧野由依、礒部花凜を招いてポエトリーリーディングの魅力をお届けします。
イベント参加チケット、およびオンライン参加チケット付き書籍は、1月13日(土)17時より発売開始となります。
自選詩集「感情の配線」、そして発売イベントの詳細は、森雪之丞オフィシャルサイトをご確認ください。
森雪之丞 コメント(あとがきより抜粋)
詩を書いていると、幾つもの感情を配線しているように思う瞬間がある。
"寂しい"はいつも"儚い"や"虚しい"に伝送されてしまうし、コンデンサは生きているうちに"怒り"を貯め込んでしまう。その"負"の集積回路をいかに洒落のめし捻じ曲げて、多少強引に"光源"へと導くか。それが詩の役目のひとつかも知れない。