今年で結成15周年を迎える4人組ダンスパフォーマンスグループ・s**t kingzの新作舞台「HELLO ROOMIES!!!」が、9月14日(水)に東京・新国立劇場 中ホールで初日を迎えました。
s**t kingzにとって約4年ぶりとなる舞台公演「HELLO ROOMIES!!!」。
今回、主人公となるA子は、なんと人形。A子をとりまく抽象的な存在として、A子の心情を表現するのがs**t kingzです。表情を変えるはずのないA子が、笑ったり、葛藤したりする感情の変化を、セリフなく、巧みにダンスパフォーマンスやアクティングで魅せていきます。いつしか、A子に感情移入してしまうような不思議な感覚を観客に与える、s**t kingzだからこそできる舞台となっています。
日常生活の中でちょっとした場面で感じる“モヤモヤ”やストレスを“心のゴミ”と表現し、誰もが共感できる場面に、個性あふれるキャラクターが続々と登場し、クスっと笑わせます。「ストレスでさえも、自分の人生を彩るものだ」と心を軽くしてくれるのが「HELLO ROOMIES!!!」です。
舞台のために作られた多彩な楽曲!
ダンスパフォーマンスに欠かせない楽曲は、メンバー自ら方向性や歌詞のイメージなどプロデュースし、すべてこの舞台のために作られました。オープニングを飾ったのは舞台のテーマソング「TRASH TALK feat. Novel Core」。「CDTV ライブ!ライブ!」(TBSテレビ)などの音楽番組や情報番組でパフォーマンスを披露するとトレンド入りするなど話題を呼んだ楽曲で、舞台上でのパフォーマンスに観客が手拍子で体を揺らす姿も見られました。
そのほかにも、上野大樹さん、KEN THE 390さん、GENTLE FOREST JAZZ BANDさん、butajiさん、KOPERUさん、ESME MORIさん、DEJIさん、植松陽介さん、遥海さん、Reichiさん、GOTH-TRADさん、さらささんなど、実力派アーティストとコラボした楽曲が多数登場。A子の心情や物語に沿った楽曲に、s**t kingzのダンスが加わり、さらなる感動を呼び起こします。
パフォーマンスを終えたs**t kingzは「最高のアーティストとともに、最高の楽曲でパフォーマンスをすることができ、魂を削った作品になりました」と達成感を見せました。
個性的な衣装!角度によってシーンを変えるセット!マルチエンディング!何度見ても楽しめる舞台に!
今回の衣装には、デザイナーのsuzuki takayukiさんがデザインした衣装が多数登場。メンバーの思いを取り入れながら、キャラクターの個性や、ダンスを印象的に引き立てる衣装にも注目です。舞台セットにもメンバーのアイデアが盛り込まれ、360度回転する舞台セットで数々のシチュエーション・状況を表現する工夫や、A子の心のモヤモヤが生まれるたびに、部屋の中にもゴミが溜まっていく、心情を表す演出にも注目です。
さらに注目はエンディング。観客に選択肢が与えられ、拍手の大きさによってエンディングが変わっていきます。何度観ても楽しめる仕掛けがもりだくさんな作品になっています。
本来は2020年に上演予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期となり、「いま、s**t kingzが届けたい舞台を。いま、観ている人に楽しんでもらえる舞台を」と、メンバー自らストーリーをすべて見直し、ゼロから創り直しました。
初演のカーテンコールでs**t kingzは、「ついに幕が開けました!やっとみてもらえたな、という感謝の気持ちでいっぱいです」と語り、「最後まで全力で駆け抜けたいと思います!」と意気込みを語ると、会場から大きな拍手が沸き起こりました。
s**t kingz結成15周年舞台公演「HELLO ROOMIES!!!」は9月14日(水)~9月19日(月・祝)まで東京・新国立劇場 中ホール、11月10日(木)~11月13日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、11月18日(金)~11月20日(日)まで愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホールにて開催。来場者の協力の下、会場でのマスク着用、検温、手指の消毒など新型コロナウイルスの感染拡大予防対策を徹底した上で開催されます。
東京公演では全公演、当日券を販売。さらに11月29日(火)~12月1日(木)の凱旋公演も決定し、9月14日(水)~9月19日(月・祝)23:59まで、チケット先行予約を受け付けています。
s**t kingz コメント
ついに初日公演の幕が開けました!これは現実なのかな…というような、夢のような気持ちです。最高のアーティストに楽曲を提供していただき、お届けできた「HELLO ROOMIES!!!」は、魂を削った作品になりました。やっと皆さんに見てもらえたなという気持ちでいっぱいです。心にゴミが溜まったときはs**t kingzを思い出してください。ここから大阪・名古屋、そして東京・凱旋公演まで、全力で駆け抜けたいと思います!
写真:(C)秦和真