舞台「ジャンヌ・ダルク」が11月28日に東京・東京建物 Brillia HALLにて開幕しました。
今回、ジャンヌ役を務めるのは、本作が初舞台となる清原果耶。
そして、ジャンヌの後押しを受けて王となり、後には彼女の命運を握ることになるフランス王シャルル7世を小関裕太が演じます。
2010年、2014年に続き、3度目の上演となる本作は、ジャンヌ・ダルクという一人の少女が、時代に、政治に翻弄されながらも、自らの信じるものを掴みとっていくまでの「生」に焦点をあてた人間ドラマを描きます。
演出・白井晃さん、脚本・中島かずきさん(劇団☆新感線)、音楽・三宅純さんが再びタッグを組み、監修・原案・佐藤賢一さん(直木賞作家)という最高のクリエイター陣と、総勢100人を超える出演者による圧巻のスケールで描かれる歴史スペクタルをぜひ劇場でご覧ください。
清原果耶 コメント
今回の舞台のお話をいただいて、嬉しい気持ちで胸がいっぱいになりました。
舞台に挑戦してみたいという気持ちは、このお仕事を始めてからずっとありましたし、
まさか「ジャンヌ・ダルク」に参加出来るだなんて思いも寄りませんでした。
ジャンヌのように沢山の人々を導いていく力を自分が持てるだろうか、
そして最後まで懸命に生きてその勇姿を届けられるのかなと、
稽古がまだ始まっていない今から緊張や不安を感じてはいるのですが、
演出の白井晃さんをはじめとするスタッフキャストの皆さんの言葉や生き様を目に焼き付けながら、皆さんと一緒に作るこの舞台を楽しめれば良いなと思っています。
ジャンヌが信じる道を全うしようと生きていく中で、様々な恐怖や葛藤、そして孤独も抱えていたはずです。
1人の少女ジャンヌにどこまで寄り添い一緒に戦うことが出来るのか、
沢山の方々のお力をお借りして、新たな「ジャンヌ・ダルク」をお届け出来るよう励みます。
小関裕太 コメント
7年ぶりに白井晃さんとご一緒できることがまず嬉しいです。
白井さんは観客の目線を操る魔術師。映画でいうところのカメラワークが天才的で、ちょっとひねくれた視点で見ようとしても、つい「あそこを見たい」と思わされてしまいます。再演の際の映像を観て、出演者の多さ、その動きの面白さ、すごい迫力に、「こんな壮大なプロジェクトに声をかけていただいたんだ」と、あらためて光栄に感じました。
清原果耶さんとは今回が「はじめまして」ですが、いくつかドラマを拝見して、まとう雰囲気も声も、その人にしかないもので、素敵だなと感じていました。映像の中で輝いていた清原さんが舞台でどう変化し、どんな表情を見せてくださるのかも、とても楽しみです。
目の前にそのキャラクター、その人がいるという事実の重さ、緊張感や躍動感こそが舞台の魅力。僕も、映像の画面を通じて伝えるのとは違う、舞台ならではの味わいを持ったシャルル王を演じたいなと意気込んでいます。