アミューズ人/小関裕太×24年入社 新入社員 クロストーク [前編]

アミューズの財産である「人」や「モノ・コト」などにフォーカスするTOPICSオリジナル企画、「アミューズ人(びと)」。今回は4月に入社したばかりの2024年度新入社員、すなわち「エンターテインメントの業界で働く」扉が開いたばかりの「新人アミューズ人」が当社所属のアーティスト・小関裕太を迎えてのクロストーク企画を前後編にてお届けいたします。芸能生活20年とエンターテインメントの世界では先輩であり、俳優業にとどまらず様々な分野で活動の幅を広げ続けている小関。そして、6月8日にはフォトグラファーとして初の作品集「LIKES」を発売し、モノづくりに挑戦し続ける小関に新入社員たちが新人ならではのフレッシュな切り口で深掘りします!

「自分の"好き"が自分にしかできない瞬間に繋がった経験は今の僕にも響いている」
小関自身の"感動の原体験"とは

クロストークに参加した新入社員は、各部署をまわりながら絶賛研修中の当社期待の「新人アミューズ人」、伊藤、片山、五反田、佃、照井、中榮、永井、古川、星野、町野、松田の総勢11名。当然ながら小関とは初対面、しかもクロストーク形式とあって開始前は落ち着かない空気が漂っていましたが、「よろしくお願いします!」と笑顔で小関が登場すると、その明るい雰囲気が新入社員たちの緊張をほぐし、取材会場には拍手が沸き起こりました。

まずはお互いの自己紹介からスタート。新入社員1人ひとりがそれぞれの名前と自分を表す一言を添えて一人ひとり挨拶をし、小関も自己紹介を兼ねて自身がアミューズに所属することになった経緯を話してくれました。

「そもそも僕がこの世界に入るきっかけになったのは、タップダンスだったんです。幼稚園のときに『メリー・ポピンズ』っていうディズニーのミュージカル作品を観て、屋根の上で靴の裏を鳴らしながら踊っているのがすごくかっこよく思えたんです。それがタップダンスだと知って、小学生から始めました。本当に楽しくて、もっとダンスを深めていきたいと思ったときに、ダンススタジオへ見学にきていたアミューズのスタッフの方が声を掛けてくださったんです。それがきっかけで気付いたら所属していました(笑)」と笑顔で語ります。

芸能界への入り口はタップダンスだったという意外な事実に目を丸くする一同。また、幼い頃に味わった感動を素直に追いかけ、今こうしてエンターテインメントの世界で活躍する彼のまっすぐな情熱が「新人アミューズ人」たちのやる気を刺激したところで、いよいよクロストークも本番へ。思い思いの質問をぶつけていきます。

トップバッターは、小関が無類のパン好きであることを知った永井から「最近食べたパンのなかで一番美味しかったものは?」という問いが。どんな質問が来るのかと少し構えていた小関もこれには若干拍子抜けしたのか、にっこりとしながら好きなパン屋さんの名前を推しポイントと共に答えていました。

また、入社の際、アミューズが掲げるスローガン「感動だけが、人の心を撃ち抜ける」がとても印象的だったという星野の「長年、エンターテインメントの世界で活躍し続けている小関さんにとって感動の原体験は?」という問いかけには「一つはやっぱり『メリー・ポピンズ』との出会いです。あと、今となっては僕の大きな原動力になっている『ハリー・ポッター』ですね」と即答。自他ともに認める「ハリー・ポッター」フリークであり、2018年には原作者のJ・K・ローリング氏にインタビューするため渡英するなど、自身の"好き"が仕事として実を結んだ経験を持つ小関だからこそ「エンターテインメントに携わっていて思うのは、自分の好きがどんどん形になっていく職業であり業界だということ。自分の"好き"が自分にしかできない瞬間に繋がった経験は今の僕にも響いています」と語る言葉は、エンターテインメントに興味や憧れを持ってこの世界に飛び込み、そしてこの先、エンターテインメントを創る立場としてより深く関わっていくであろう新入社員たちにひときわ説得力を持って届きました。

「チャンスはたくさんあるけど、自分から動かないと掴めないかもしれない」
小関が感じるアミューズのイメージやマネージメントに求めるものとは?

和やかにトークが進むなか、松田から「アミューズや社員のイメージは?」という質問が飛び出すと、すかさず小関は「松田さんはどうでした?」と逆質問。まだあまり仕事意識のない小学生の頃からアミューズに所属している自身にとって、つい最近まで外側にいた新入社員から見たアミューズとはどんなものなのか、とても興味があるのだそう。「漠然としていますけど、会社のコーポレートカラーが黄色ということもあり、すごくパワーがあるなって思います。あと、私は音楽が好きなんですが、日本の音楽業界を構築されてきた方々がたくさんいらっしゃる、すごく伝統のある会社だなとも思っていました」と答える松田に「たしかに!」と小関も頷きます。

さらに、「(このクロストーク企画に臨むにあたって)新入社員の皆さんのプロフィールも拝見したんですけど、会社に対して共通していたのが"温かい"とか"和気あいあい"という言葉でしたね。ずっとお世話になっている僕としても本当にそうだなって思います。部署同士が助け合ったりアドバイスしたり、温もりのある会社だなって」と言葉を続け、「しかも、昔より今のほうがどんどん垣根を越えやすくなっている気がします。それって自分の弱みは弱みとして受け止めて、他の人を頼れる人が活きる会社とも言えると思うんですよ。僕も経験がありますけど、ヘルプを求めるとみんな返してくれるんです。そうやってマンパワーがどんどん募っていく会社というか...」と振り返る小関。「ただ、チャンスはたくさんあるけど、自分から動かないと掴めないかもしれない」としっかり冷静なアドバイスもしていました。

なかでも新入社員たちに深く刻まれたのは、伊藤の「マネージメントに求めるものは?」という直球な質問に対して小関が返した「例えばエレベーターに乗ったとき、マネージャーという立場上、どの場所にいるべきなのかを察知し、人との距離感を上手く取れる人であってほしい」との答えでした。もちろんそれはエレベーターに限った話ではなく、つまりは俯瞰的視点を持ち、的確に状況を判断しながら人との適切な距離感を保てる人が素敵だなということ。ドラマや映画の撮影現場など、様々な役割を持つ人が一堂に会し、なおかつ、セクションによってそれぞれの"いるべき場所"が混在する現場に数多く携わってきたからこその切り口です。「マネージャーさんって特に"いるべき場所"が難しいと思うんです。一緒に作品づくりをしている一員として内側にいたほうが絶対にいいけど、撮影スタッフさんの邪魔になってはいけないじゃないですか。いるべきときとそうでないときの見極め方、そういう現状を把握する力はいろんな場面で応用できるし、それがきちんとできる人はすごく尊敬します。社会人としても大事なことですし、僕自身もそうありたいなと思っています」と真剣な眼差しで語ると全員が大きく頷きます。

マネージメントに求めるものとしてもう一つ、小関が挙げたのは「言葉を持っている人」でした。彼がダブルキャストでロミオを演じた舞台『ロミオ&ジュリエット』(5月16日から7月15日まで東名阪にて上演)を例に「この作品自体は今回で6回目の上演になるんですけど、歴代の作品を観たうえで、かけてくれる言葉はより説得力を感じられます。ダメ出しもその人自身の言葉で伝えられるとそれは自分の演技においてまた新たな可能性を広げられるチャンスになります」と小関自身の俳優としての姿勢も垣間見える言葉も聞かれました。俯瞰的に現状を把握すること、自身の言葉を持つこと、その言葉の信頼度を高めること――小関が挙げたこれらの要素はアミューズの今後を担う新入社員たちにとって働く上での大切なヒントとなるかもしれません。

ますます熱を帯びるクロストーク、後編は"モノづくり"をテーマに、その面白さや向き合う姿勢について、初の作品集「LIKES」を発売した小関とともに「新人アミューズ人」たちがさらに深く掘り下げていきます。

*社員の情報は2024年6月時点のものになります。

▽アミューズ人/小関裕太×24年入社 新入社員 クロストーク [後編]
https://www.amuse.co.jp/topics/2024/07/post_251.html

この記事をシェアする

  • Xでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEで送る
abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ 0123456789>./abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ 0123456789>./abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ 0123456789>./abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ 0123456789>./abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ 0123456789>./abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ 0123456789>./abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ 0123456789>./