板谷由夏 映画「夜明けまでバス停で」で「2022年度全国映連賞」女優賞受賞

映画「夜明けまでバス停で」にて主人公・三知子役を演じた板谷由夏が、「2022年度全国映連賞」女優賞を受賞し、2023年4月15日（土）に開催された「全国映連賞・贈呈式」に出席いたしました。


この映画は、幡ヶ谷バス事件をモチーフに非正規雇用や自身の就労年齢により、いつ自分に仕事がなくなるか分からないなか、コロナ禍によって更に不安定な就労状況。そして自らが置かれている危機的状況にもかかわらず、人間の「自尊心」がゆえに生じてしまう、助けを求められない人々。もしかしたら明日、誰しもが置かれるかもしれない「社会的孤独」を描いています。
板谷はこの作品で、強さと危うさを併せもつホームレス像を演じ、観る者に鮮烈な印象を与え、その表現力を評価していただき受賞となりました。


授賞式には、花束を手に高橋伴明監督（写真右）と脚本家の梶原阿貴さん（写真左）がサプライズでかけつけてくださり、板谷の受賞を祝福してくださいました。


板谷由夏　コメント
伴明監督とは26歳の時に「光の雨」でご一緒して以来、20年振りだったのですが、小さい規模で作った私たちの映画が、このような賞を頂けるなんて、思ってもみないことでした。（映連賞の委員会の）皆さんのように、本当に映画が好きな人たちがいらっしゃるから、私たちの映画は日本を回ることが出来たのだなと思いました。映画が好きだと思いましたし、これからおばあちゃんになっても、映画に携われる役者でいたいなと思います。これからも頑張ります、ありがとうございました。