新日本プロレス創立50周年を記念し製作されたドキュメンタリー映画「アントニオ猪木をさがして」が10月6日(金)よりギャガ配給で全国公開されます。そしてこのたび、本作のナレーションと主題歌をシンガーソングライター、俳優の福山雅治が担当することとなりました。
ラジオパーソナリティとしての顔を持つ福山は猪木さんの波乱万丈の人生を、落ち着いたトーンで、時に優しく時に熱く、見る者の心のひだに触れてくるように語りかけます。
また昭和の時代からプロレスファンであり、アントニオ猪木さんをリスペクトする福山は猪木さんの入場テーマ曲「炎のファイター」を主題歌「炎のファイター~Carry on the fighting sprit~」として新たにプロデュースし、映画に令和の'闘魂'を注入します。
故郷・長崎から上京し、ピザ屋でアルバイトをしながら自身の夢を叶えるために日々を過ごしていた福山が初めて遭遇した著名人が、アントニオ猪木さんであったといいます。
元々プロレスファンとしてだけではなく、人生の転換期での偶然の出会い、その際にかけられた言葉など、福山の人生に少なからず影響を与えたといっても過言ではないアントニオ猪木さんという存在。本作のナレーションと主題歌の打診をプロデューサーよりされた頃、ライブの開催準備など多忙を極めた中ではありましたが快諾。
今作への参加について福山は、30年以上にわたる芸能活動の中でも大きな驚きであり大きな喜びであると語ります。福山にとってアントニオ猪木さんは、物心ついた頃から現在そして未来に至るまで、いつの時代においても最強のスーパーヒーローであると、猪木さんへの強い思いを明かしています。
福山雅治 コメント
この度、映画「アントニオ猪木をさがして」のナレーションおよび主題歌のオファーをいただいたことは、30年以上にわたる僕の活動の中でも、とても大きな驚きであり大きな喜びでした。
僕にとって猪木さんは、物心ついた頃から現在そして未来に至るまで、いつの時代においても最強のスーパーヒーローです。
今作では猪木さんの入場テーマ曲である「炎のファイター」をプロデュースするという大役をいただいたことに、誠に勝手ながらご縁を感じております。
というのも、僕が「音楽で食べていくんだ」という、周りからしてみれば馬鹿げた夢を持って18歳で長崎から上京した直後、東京で初めて出会った著名人が猪木さんだったのです。
当時、新宿区百人町でアルバイトをしていたピザ屋さんのオープン記念に猪木さんがいらっしゃったんです。
その時、集合写真の撮影では図々しくも猪木さんの隣に立たせていただきました。
その写真は僕にとって一生の宝物となっています。
2023年の今「炎のファイター」という楽曲を、54歳の自分がプロデュースし演奏できるということに深い感慨を抱いております。
その喜びと猪木さんへのリスペクトから、今回のレコーディングはいつも以上に気合いが入り、予定していたスケジュールを大幅に超えるほど夢中になって演奏やサウンドディレクションをしていました。
結果、心揺さぶるサウンドに仕上がったと自負しております。
「アントニオ猪木をさがして」。
つまりそれは「自身に受け継がれた闘魂の現在地、そして道行をさがす」ということと解釈しています。
プロレス、ビジネス、発明、政治。
猪木さんの闘魂を源泉とした数々の表現は、これからも僕の心を焚き付け続けることでしょう。
福山雅治