映画「きさらぎ駅」公開記念舞台挨拶が6月4日(土)東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、本作で主演を務めた恒松祐里、共演の本田望結さん、莉子さん、寺坂頼我さん、木原瑠生さん、瀧七海、メガホンをとった永江二朗監督が登壇しました。
インターネット掲示板発、現代版“神隠し”と言われ、人々の心を虜にしてきた KING OF 都市伝説をもとにした本作。
大学で民俗学を学ぶ女子大生の堤春奈(恒松)が、現代版神隠しとしてネット上で話題となった「きさらぎ駅」という異世界駅を卒業論文の題材として決め、その謎に迫る姿を描きます。
本作で映画初主演を果たした恒松。本作が全国公開された心境を尋ねられると「とても嬉しいですね。初主演の作品の(公開記念)舞台挨拶というのは人生で1回しかないと思うので、それを今回みなさんに来ていただけてとても嬉しいです」と感無量な表情を浮かべ、「昨日から始まったばかりなんですけど、SNSだったりコメントで“予想していたより面白かった”という声をたくさんいただいて(笑)、すごく嬉しいです」と声を弾ませました。
そんな本作の見どころを聞かれると、「FPS(一人称視点)手法を用いて撮影していて、一人称視点できさらぎ駅に入っていく映像が流れたりするんですね。見ているお客さんたちもスクリーンを通してきさらぎ駅に降り立ったかのような気持ちになれるところが、この作品の1つの見どころと言えるかなと思います」とアピールしました。
本作の内容にちなみ、“もし異世界に行くとしたらどんな異世界に行きたいか”…質問されると、恒松は「私も実は怖いのが苦手なので(笑)、きさらぎ駅というよりはもうちょっと楽しい異世界がいいなと思って、お菓子でできた異世界に。こういうの(飛沫パネル)もオブラートでできていたり、マシュマロの椅子とかわたあめの雲とかだったが楽しいんじゃないかなと思います」とメルヘンな一面を覗かせました。
そして瀧は、「私は密かに最強な自分の世界がいいです。例えば教室に不審者が入ってきたときに自分が倒しにいくような世界を楽しんでみたいなって思いました」と意外な一面を見せ、共演者から驚きの声が上がりました。
最後に、恒松は「この作品は怖いだけじゃないいろんな要素が詰まっている作品なので、ホラーが苦手な方でも楽しめる要素がたくさんある作品だなと思います。FPS手法を用いたり、みなさんが体験できる体験型アクションホラーだと思っているので、ぜひ楽しんでください。エンドロールの最後の最後までぜひ見てください」と念を押し、永江監督は「想像の斜め上の作品ができたと思うので、より多くの方に見ていただきたいです」と仕上がりに手応えを見せました。